見守りサービス・運用事例

水道による「見守りサービス」運用開始

郡上市様(岐阜県)

東洋計器は平成26年より水道を使った見守りサービスを本格的に開始し、現在郡上市を中心に設置・運用が進んでいます。

郡上市においては、NPO法人「つくしん棒」(郡上市)が運営する高齢者見守りシステム「KIZUKI」のサポーター企業として機器の納入、システムの運用サービスを行っています。「KIZUKI」は一人暮らしの高齢者宅に電子式水道メーターと通信装置を設置し、水道の利用状況を離れて暮らすご家族や「見守り応援隊」と呼ばれる地域の協力者へお知らせするシステムです。

見守りシステム「KIZUKI」では、以下の3つをメールでお知らせすることが可能です。

  1. 元気メール(使い始めの連絡)
    朝起きて水を使い始めた時を、「今日も元気に生活をはじめたよ」のサインとして遠方のご家族などへメールでお知らせします。
  2. 異変メール(未使用の連絡)
    設定された時間以上水道を使用しなかった場合、異変があったとみなしご家族と見守り応援隊員へメールでお知らせします。
  3. 異変メール(連続使用の連絡)
    設定された時間以上水道の使用が続いた場合、異変があったとみなしご家族と見守り応援隊員へメールでお知らせします。

見守りシステム「KIZUKI」においては、長時間使用がない、または長時間連続して使用がある等の異常通報があった場合には、「見守り応援隊」が緊急時の応対にあたるしくみです。「見守り応援隊」はご家族、NPO法人、地域のJA、民生委員、自治会や近隣住民、郡上市職員などにより構成されています。異常を知らせるメールを受信すると、電話や現地での安否確認を行い、地域で協力して高齢者を見守ります。対応の状況は、専用の情報共有掲示板でリアルタイムに確認することもできます。

さらに本事例では蓄積された水使用のデータをもとに生活リズムを分析し、予防医療への応用を岐阜大学と協働研究しています。また、見守りにより離れて暮らすご家族と地域の人々とが交流し、新たなコミュニティーが創出されることも期待されています。

東洋計器がつくしん棒と連携して展開する見守りサービスでは、水の使用量を計る電子式水道メーターからの情報を受信センターに送る、通信装置(共通型りんどうC)が必要です。
電子式水道メーターは自動検針が可能ですので、漏水など水道の異常に気付くこともできます。

また、お知らせメールを配信する受信センターは東洋計器の集中監視センター「マルチセンター」の利用が可能なので、自社センターの設置が必要ありません。

電子式水道メーターを設置(EA13E)の画像

電子式水道メーターを設置(EA13E)

通信装置を設置(GB-N2ZJM1)の画像

通信装置を設置(GB-N2ZJM1)

水は生活の必需品であり、毎日必ず使用します。これからの高齢化社会で求められる見守りサービスの中でも、水道を使ったサービスは信頼性の高いものと言えるでしょう。

メーターメーカーとして東洋計器が培ってきた機器やしくみを活用し、今後水道を利用した見守りサービスを全国へ展開する予定です。

見守りネットワークの一例の画像

「NPO法人つくしん棒 KIZUKI」ホームページ
http://tuku-c.jp/KIZUKI/

掲載年月:2016年2月