ニュースリリース 2014年2月10日

東洋計器(株)
「スマートクラウドOneパック」を開発・販売

2014年2月10日

東洋計器(株)(松本市 土田泰秀社長)は、新たなシステム「スマートクラウドOneパック」を開発し、このほど販売を開始します。ガスなどのエネルギー「見える化」とLPガス事業の合理化をクラウドコンピューティングの技術を援用して促進するもので、詳細は東洋計器(株)が本年3〜4月に全国各地で開催する研究会「東計会」で発表されます。初年度の販売目標は、機器を含めて5億円を目指しています。

東洋計器(株)では、従来から社内の「マルチセンター」にてLPガス・都市ガス・水道の自動検針のデータ受信並びにデータ分析を運用してきました。今回、このセンターの機能をクラウドの導入により拡張することで、新たなソリューションが可能になりました。

弊社クラウドセンターの特長

  • LPガス事業の業務を行なう上で必要なソフトを標準的に備えています。
  • 弊社のクラウドは、シャープ(株)などとの連携がなされています。
  • コンビニ決済大手のウェルネット(株)と連携しており、主要なコンビニ各社からガス料金支払いが可能です。(eガスチケット)
  • 地震などに備え、バックアップサーバーとして第2センターが札幌で稼動しています。
  • LPガスの経済産業省認定保安機関に指定されています。

このセンターを基軸に、「スマートクラウドOneパック」は、大きく分けて2つの運用を目的としています。

1. 家庭用エネルギー「見える化」のワンパック化

弊社クラウドセンターと各家庭との、インターネットを介した検針データ等の送受信により、各家庭でのエネルギーの「見える化」をワンパックでご提供します。ガス版のスマートグリッドを目指したシステムです。

お持ちのタブレットやスマートフォンにガス・電気などの使用量を表示します。従来のHEMSのような専用の端末は不要です。タブレットなどで、どこからでもご家庭のエネルギーが確認できます。これにより、光熱費の管理・節約が容易に行えます。

  • ガスは給湯・暖房など需要帯別の使用量、目安金額が確認できます。1時間毎のデータが2年間分自動的に蓄積されます。将来エネファーム(燃料電池)や蓄電池導入を想定した合理的・経済的なガス料金メニューの提供に有効です。
  • ガスのマイコンメーターが地震・異常使用時などで遮断した場合は、タブレットやスマートフォンに表示されます。復帰についてのガイドも表示され、ガス使用の利便性向上に貢献します。
  • 1ヶ月の料金請求がタブレットに送信され、そのデータでコンビニ決済が可能です。(eガスチケット)
  • 電気は機器別(コンセント別)の使用量が確認できます。
  • その他、流量計を付けることで、水・熱を含め家庭内の全てのエネルギーを「見える化」します。
エネルギー使用量をタブレットで「見える化」(イメージ)

エネルギー使用量を
タブレットで「見える化」(イメージ)



2. LPガス業務ソフトのワンパック化

弊社がこれまでに普及を推進してきた、ガスを需要帯別に分けて料金請求ができる「新料金メニュー」や、ガス料金のコンビニ決済サービス「eガスチケット」、タブレットによる「無線検針システム」は、それぞれガス事業者側の業務ソフト改造が必要で、初期投資の負担が導入の障壁となっていました。

この度の「スマートクラウドOneパック」では、弊社のクラウド側で業務ソフトを備えることにより、ガス事業者側のソフト改造が不要となりました。これにより、1件からでも容易に「新料金メニュー」などを導入いただけるようになります。クラウドに組み込まれる業務ソフトは、LPガス業界向けのソフト開発会社である(株)マルトウコンパックと共同で開発しました。

「スマートクラウドOneパック」のネットワークは、インターネットによるIP網、一般電話網、モバイル通信網(PHS等)のいずれでも接続が可能です。

また、「スマートクラウドOneパック」は、IP網を通じて、家庭用のHEMS(Home Energy Management System)のみならず、ビル・オフィス用のBEMS(Building Energy Management System)、工場用のFEMS(Factory Energy Management System)の構築も視野に入れています。

エネルギーの大きな変革期を迎え、東洋計器(株)は、新しいガス事業運営が可能となる仕組みを検討してきました。このほど開発した「スマートクラウドOneパック」は、エネルギー業界の新時代に対応したシステムとなることを期待しています。

これからも、東洋計器(株)はガス業界の更なる発展に貢献していきたいと考えています。